街にすむ

なかなかちょうどよい心地にならないので、エアコンから扇風機に変える。

 

『名建築で昼食を』をまた観ている。

雰囲気、音楽、テーマ、役者さん。すべてが素敵だなあ。

古いものの確かな歴史が伝わってきて、大変ときめく。

 

東京にいたときに行っておきたかったところがたくさんある。

また旅行すればいいのだが、わたしはその街の住人になることが好きなようだ。

京都のときも、何度も旅行すればよかっただけかもしれないけど、京都に住むひとになりたかった。

あたりまえの生活の一部として、自分の布団と枕で寝起きして、適当な朝食をつまみながら最小限の荷物で出かけていく。

自分の日常に、あたりまえに好きな街が息づいていてくれるのがたまらないのだ。

いっときだけでも。

旅行だと、特別感が毛羽立ってしまって、そうはなれない。